コロナ禍を乗り越えて

~日本再生の扉を拓く~

新しい資本主義の実現

岸田政権は、賃上げをはじめ「成長と分配の好循環」による新しい資本主義の実現をめざしています。新型コロナで傷ついたわが国の経済社会のピンチをチャンスに変え、「成長も分配も」実現するためのあらゆる政策を総動員します。

1.「成長と雇用の好循環」実現へ

この度、新たに党の雇用問題調査会長を拝命しました。新型コロナウイルスの感染状況、産業、雇用の実情をしっかり見極めながら、雇用維持のための政策、雇用のセーフティネット機能強化、労働市場の環境整備、デジタル対応など人への投資により「成長と雇用の好循環」を実現してまいります。

2.科学技術立国の実現

新しい資本主義がめざす成長戦略の第一の柱は、科学技術立国の実現です。新型コロナを通じて、科学と社会の距離が近くなり、政策決定における科学が果たす役割の重要性も強く認識されました。今こそ国家戦略としての科学技術立国の実現に傾注すべきです。官民一体となった先端科学技術の研究開発への大胆な投資、科学技術分野の人材育成によりイノベーションを創出してまいります。

3.教育

「GIGAスクール構想」により子どもたちの教育が大きな転換期にある中、対面とオンラインの両面から教育の充実を図ります。次世代を担う子どもたちにふさわしい新しい教育の創出は私の最大の政策課題であり、文部科学大臣はじめ私の経験を発揮してまいります。

4.カーボンニュートラル実現と経済安全保障

時代の変化に伴う課題は数多く、カーボンニュートラル実現は世界の潮流です。成長に資するクリーンエネルギー戦略を実行してまいります。また技術覇権の争いが激化する中、経済安全保障戦略の確立で国益を守ることは喫緊の課題です。サプライチェーンの強靭化、半導体国内立地はじめ、わが国の不可欠性を高める戦略をグローバルな視点で実行しなければなりません。

5.農業推進とデジタル田園都市構想

農業の成長産業化、日本の誇る農林水産物の高付加価値化で、新たな時代にふさわしい農業を地方創生の根幹として育成します。

また新しい資本主義の主役は地方です。デジタルによる地域活性化を進め、地方からの成長を促す取り組みを加速します。

山積する国政の課題はまだまだありますが、新しい時代を切り拓くキーワードは「デジタル」と「グリーン」、さらには「人への投資」です。ポストコロナを見据え、日本再生の扉を拓くという歴史的挑戦に、国民皆で立ち向かうことが何よりも大事です。

”日本だからできる!“という底力を世界に示すため、ともに新たな国づくり、浜松の発展に取り組んでまいりましょう。私自身、決意新たにその先頭に立って政務に取り組んでまいる覚悟です。

本年も皆様方のご指導、ご佃撻の程を切にお願い申し上げます。

令和四年 新春