本屋さんの灯りを消さない!

    ~「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」始動!~

本屋は幅広い分野の情報の宝庫であり、その時のトレンドを表します。

また様々な装丁の本を手に取ることで、“心の糧となる一冊”を見つける喜び、出会う幸せを味わうことが、街の本屋さんの魅力でもあります。

時勢の課題を認識する情報発信、学習・教育、教養・文化の啓蒙の場として、子ども、若者、大人まで世代を超えて自らに適した著書を選択できることがインターネット販売とは異なる重要な機能だと認識しています。

一方、書店を巡る状況は厳しく、この15年で約40%の店舗減少となっています。

皆さんの住む街に本屋さんはありますか?

2017年時点で全国で書店のない市町村が22.2%もあるとのことです。

実際、私がよく通っていた赤坂宿舎周辺や東京駅の書店も閉店してしまい寂しく思っています。

街の書店は地域の「知の拠点」であり、地域住民の文化・社会的基盤として、また子どもたちの人格形成、学習面からも無くしてはいけない存在です。

人口減少と活字離れ、著作物再販制度の運用、図書館との住み分け、増加する万引き対応等、産業としての書店を支えるためにも様々な課題があります。

諸外国では様々な書店活性化策を講じていることも勉強してまいりました。

この度、文化としての街の書店の重要性に鑑み、これまでの「全国の書店経営者を支える議員連盟」を「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」と名称変更して再始動し、かつ私が会長として議連をリードすることとなりました。

わが国が取り組むべき具体策を早急にまとめてまいります。

本日は「文化の日」。さらには「秋の読書月間」も始まっています。

この機に改めてご家族で本屋さんに行かれることをお薦めします。

困難な時代を生き抜く中で、良書との出会いは人生の支えとなり、その出会いをもたらす街の本屋さんの魅力をともに引き継いでまいりましょう。