有権者・国民の皆様へ

この度の清和政策研究会を巡る一連の事案については、多大なるご迷惑とご心配をおかけし、また最も大事な国民の皆様の政治への信頼を損ねることとなり、心よりお詫び申し上げます。

不記載が報じられた後、事の重大性を認識し、私たちなりに状況の把握に努めてきました。

これまでその過程を説明できなかったのは、精査中だったのと同時に、刑事事件となっている以上、捜査を担う検察の方々に協力する必要があり、意図せぬ圧力と受け止められることを防ぐためでもありました。

昨年8月、伝統ある清和政策研究会の「座長」という立場に選任され、地元・浜松はじめ多くの皆様に温かい応援のエールを頂きましたこと、私自身も大変有難く、励みとなりました。

安倍元総理の逝去により、突然トップを失った我が派がどのように進んでいくかを皆が模索した結果構築された集団指導体制において、次を担う新たな会長にこの大きなグループを繋げることが座長としての私の役割だと思い努力してまいりました。

ただこのような状況となり、私自身がもっと出来ること、為すべきことがあったのではないかと、深く反省しております。

清和研のパーティーについては、政策集団から各議員の関係政治団体へ寄附する還付自体は、政治団体間の寄附として適法であることに疑いはありません。

ただ、この還付(寄附)を収支報告書に記載しなければならないところ、清和研が記載しなかったことは法令違反であり、長年の事務的な引き継ぎにより不適切な運用を重ねてしまいました。

清和研として収支報告書を訂正するとともに、各議員事務所においても関係政治団体の収支報告書を訂正する準備を鋭意行ってまいりました。この度の地検の捜査結果を踏まえ、ようやく整いつつある状況です。

私個人の政治団体については、2018年から22年の5年間で、計234万円の還流を受けました。

事務所が政治活動費に使っていたとの報告を受けており、私の資金管理団体の収支報告書の修正をもう間もなく行う予定です。

内容についてはそちらでご確認下さい。

いわゆる「中抜き」、「私的流用」については一切ありません。

座長という立場上、このような修正作業を清和研および各議員事務所との調整等段取りを進めてきた経緯があり、私個人についてのご報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

こうした中、先週の清和研総会にて所属議員の意向を踏まえ、清和政策研究会を解散することを決めました。政策形成の場である本来の政策グループの役割を全うできず、国民の信頼を裏切ってしまったことに、派内で長年責任ある立場にいたものとして心よりお詫び申し上げます。

私自身の責任としても政治倫理審査会会長を辞任致しました。

今回の事態を重く受け止めるとともに、一国会議員として、再発防止に努め、政治への信頼回復に全力で取り組んでまいります。長く険しい道になることと思いますが、一日も早く信頼を取り戻すべく、果たすべき役割をしっかりと果たしてまいる決意です。

こうした経緯について、本日までに後援会はじめ関係者への説明および記者会見をさせて頂きましたので、こちらの場でもご報告申し上げます。

引き続きのご指導の程何卒よろしくお願い申し上げます。