図書館はもう一つの学校!! 学校図書館法公布70周年

本年は、学校図書館法公布70周年です。

子どもたちのため、全ての学校に学校図書館を設置するという多くの関係者の熱意に動かされて議員立法で成立した学校図書館法により、現在ほぼ100%の国公立私立を含めた小中高校に図書館が設置されています。

「読書」・「学習」・「探求」という多機能を持つ図書館は、子どもたちの健全かつ心豊かな成長に欠かせない存在です。

グローバル化と技術革新のスピード感の中で、絶えまなく変化する情報に接する時代に、今改めて「読書」などを通して自己と対峙しながら、自分自身を深めていくことが子どもたちには必要なことだと確信しています。

そのために“もう一つの教室”としての学校図書館が、ますます充実されるよう「図書館議員連盟会長」としてしっかり支援してまいります。

現在学校図書館の整備にかかわる「第6次五カ年計画」がスタートし、総額2400億円の地方財政措置が取られています。子どもたちの読書環境を向上させるための我々関係者の思いを込めた予算です。

図書の購入、新聞配置、学校司書配置等、自治体の力量とやる気で活用できる予算措置です。

一方、その自治体への地方交付税交付金の中でも、文科省の調査では、2021年度における学校図書費の購入については6割弱しか使用されていない、とのことです

ぜひ、各自治体には、この新しい時代を生き抜く子供たちのためにふさわしい図書館予算として活用して頂きたいです。

「知識のためには図書館がある。~あなたが絶対に知るべき唯一のものとは、図書館の場所である。」

とは、天才物理学者アインシュタインの言葉です。

学校図書館法制定70周年の記念すべき本年を機に、さらなる「図書館改革」をさらに進めてまいります。