雇用・人材育成・教育・・・「未来人材ビジョン」が示す課題

今週、インパクトが大きかった報告として、経済産業省の「未来人材ビジョン」がありました。
生産年齢人口が2050年には現在の2/3の5300万人に減少(国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」H29年推計)する中、労働需要がどのように変化するかを示したものです。
(以下、抜粋)
◆仕事で求められるスキル
2015年 ミスがない・責任感・まじめさ 
⇒ 2050年 問題発見力・的確な予測・革新性
◆2050年労働需要予測
「職種」・・・事務事業者 42% 減少
       販売事業者 26% 減少
       情報処理・通信技術者 20% 増加
       開発・製造技術者 11% 増加
「産業」・・・卸売・小売業 27% 減少
       製造業 1% 減少
デジタル化とカーボンニュートタル実現に向けた取り組みにより、新たな成長が期待されることからも労働需要の変化は当然です。雇用・労働から教育に至るまで、社会システム全体の見直しが求められています。
しかしながら、同報告書の中でショッキングだったのは下記の点です。(添付資料参照)
◆日本企業の従業員エンゲージメントは、世界全体でみて最低水準。
◆「現在の勤務先で働き続けたい」と考える人は少ない一方で、転職の意向を持つ人も少ない。
現在、賃上げに向けた提言作成に向け、今週も議論を重ねてきました。
日本の将来に向け、「働きがいも経済成長も」実現することが大事です。
上記のような現実も直視しながら、雇用・人材育成システムのあり方も含め、わが国の成長に資する産業育成、人材育成に取り組んでまいります。
明日からいよいよGWですね。私は浜松にて活動します。
見かけられましたら是非お声掛けください。