袴田事件「再審」決定!!

本日午後2時過ぎ、袴田事件第2次再審請求について、東京高裁が検察の即時抗告を退け、静岡地裁の再審開始決定が認められました。

大善文男裁判長をはじめ3人の裁判官の英断に敬意を表します。同時に、弁護団、支援者の方々の粘り強い努力が、再び実を結んだ結果です。

私も「袴田巖死刑囚救援議員連盟」会長としてこの吉報を聞き、大変安堵しました。

5年前、一度開いた再審の扉が無情にも閉ざされた袴田巖さんは、最高裁の決定如何で再び獄中に連れ戻される危機に直面しました。幸い最高裁の差戻し決定によって最悪のシナリオは回避されましたが、長年巖さんを支えてこられた姉の袴田ひで子さんも、不安な日々を過ごされてきたに違いありません。それだけに、今日の決定をどれほど待ち望み、そして安心されたことでしょう。

しかし、巖さんの身分は今も死刑囚のままです。半世紀以上にも及ぶ冤罪との闘いで巖さんの心は深く傷つき、未だ癒えておりません。真の快復には再審無罪がどうしても必要です。静岡地裁が「拘置をこれ以上継続することは耐え難いほど正義に反する」として巖さんを釈放してから早9年。現在巖さんは87歳、再審請求人のひで子さんもすでに90歳という高齢を考えると、一刻の猶予もならぬことは明らかです。

本議員連盟は、検察が本日の決定を重く受けとめ、無益な特別抗告を断念することを強く求めるとともに、公正公平な司法判断の下、巖さんに再審無罪判決が言渡されるその日まで、引き続き弁護団や支援者と共に歩み続けてまいります。また、国家による最悪の人権侵害の一つといわれる冤罪被害をこれ以上生まないために、いわゆる「再審法」の改正にも尽力していく所存です。