はばたけ、元日本留学生!
先日、日本留学の経験を活かして母国で活躍中の元留学生が集う会に、お招きを頂きました。
日本に留学し、一生懸命勉学に励み、帰国されてからはそれぞれの母国でわが国のことを誰よりもよく知る人間の一人として、日本との関係発展に汗をかいてくださっている計48か国から参加された皆様に、心からの感謝と敬意を表しました。
私自身も文部科学大臣時代を含め、国費留学生の受入れを始めとした留学生政策に携わってきました。日本への質の高い外国人留学生の受入れは、わが国の高等教育のグローバル化や国際相互理解の増進に大きく貢献するものであり、引き続き大変重要な課題です。
世界各国が人材育成を旗印に、高度人材争奪戦を行っている中、留学生政策からもつながる外国人労働者政策は、わが国も国家戦略として臨むべき課題です。一方、昨今のわが国を巡る国際報道では、外国人労働者の待遇を巡る状況、LGBT問題、さらにはわが国の内向きな外交政策等、極めて残念な報道が世界に発信されているように思います。
今回、お会いした多くの元留学生の皆様からは、日本の安全・安心な住環境、優れた伝統・文化はじめ、わが国の魅力を語って頂きました。
日本が「選ばれる国」となるため、帰国留学生の皆様には、様々な分野で両国の架け橋となり、対日理解や友好関係の深化に寄与して頂けることと期待しています。
今国会では、日本語教師の資格を創設し、留学生も含めた外国人への日本語教育の質を確保する法案の成立を目指しています。
引き続き、留学生および外国人政策に尽力してまいります。